トヒョヒョーっ!

最近、一噌幸弘さんにハマっていることもあり、10月4日に、矢来能楽堂へ行ってきました。 一噌さんの音楽は、本当に面白いのです。パンフレット等では、能楽一噌流笛方と紹介されており、舞台上では様々な笛を駆使して、スゴイ演奏を […]

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2013.10.06 by
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最近、一噌幸弘さんにハマっていることもあり、10月4日に、矢来能楽堂へ行ってきました。
一噌さんの音楽は、本当に面白いのです。パンフレット等では、能楽一噌流笛方と紹介されており、舞台上では様々な笛を駆使して、スゴイ演奏をなさっていますが、その音楽ときたら、あらゆるジャンルの壁が取っ払われた、ちょっと他にはない音楽です。

伝統と現代性の融合とか、和と洋の融合、というような感じは全くなく、興味の赴くまま、才能の広がるままに、音楽が作られている感じ。ジャンルや楽器・音楽に、精神的な壁が無い感じなんですよね。
今回だと普通に能管とチェロとバイオリンとタブラと〆大鼓が登場し、7拍子とか13.5拍子(!)でプログレッシブ・ロックをやっている! ギターやベースの音がなくても、ロック。かっこよすぎ。

能楽堂という場所で、あんな前衛作品が演奏されているなんて! 知らなかったんですよねー。
複雑で精緻な音楽ですが、難解さはなく、普通に変拍子をやっているし、しかも、MCでは脱力系ダジャレが交じり、しょーもない感じなのに思わず笑ってしまう。
カジュアルな前衛(?)

途中、一噌さんは2本の笛を同時に吹いたりして、「おおお!」と思っていると、別の曲では3本の笛を同時に吹いたりして「ををを!」
パフォーマンス的にも見どころたくさんでした。

出演陣も、素晴らしかったですね。
出演者は……
能管・篠笛・田楽笛・リコーダー・角笛ほか 一噌幸弘さん、ヴァイオリン 壷井彰久さん、邦楽打楽器 望月太喜之丞さん、タブラ 吉見征樹さん、チェロ 水谷川優子さん でした。
一気に全員のファンになってしまう私。

超絶技巧なのに、テクのひけらかしでもないので、嫌味なく音楽にのめってしまう。サイコー!
若いお客さんが、もう少し観に行っていてもいいのになぁ、と思います。

前回観に行って、ハマり、一噌さんのCDを集め、聴き倒し、今回観に行って、より楽しめました。次回も行こう!


矢来能楽堂、音の鳴り方も、実は面白かったんです。
ホールなどに行ったりすることは多いと思うのですが、能楽堂は、それとは違う空間と響きで新鮮です。舞台の使い方も、興味深いですね。

20131006_wowowo


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