世界の広さ

CD「ヴィマニカ・ヴィマニカ」ブックレットのクレジットで、Special Thanks として名前をお載せした Manaさんが、ご自身のサイトで Triangle March を紹介してくださいました。なぜブックレットに Manaさんのお名前が載っているのか、いい機会ですのでご紹介します。

 

ファーストアルバムを苦戦しながらもどうにかリリースできて、制作としては一段落。広報に使う印刷物の制作なども、一応は一区切りがついた感じです。
そんな折、CDブックレットの Special Thanks に名前を挙げさせていただいた Manaさんと、久々に会ってお話をしてきました。


Manaさんは、MALICE MIZERや、Moi-même-Moitié、Moi dix Mois などの活動を通じて、素晴らしい作品を生み出してきた方。

ブックレットでは何の説明もなくお名前だけ載せさせていただきましたが、実は制作期間中、私たちの活動をずっと応援してくださった方です。
 

このCDは、最初の頃はスタジオで、外部エンジニアさんにお願いしてレコーディングをしていたのですが、途中から思い切って自分たちでレコーディングしミックスするというスタイルにしました。
この決断をするまで、本当に迷って迷って迷宮のラビリンス(?)を彷徨う日々だったのですが、そんなときManaさんと会う機会があって、「CDを作っています」という報告がてら、相談させてもらったのです。
 

やはりエンジニアの方には理解してもらうことが難しい、アーティストならではの制作に関する考え方があり、それをどう解決していくのか、貫くのか、妥協点を見つけるのか、なにが正解なのかさっぱりわからない場面が多くありまして、そんなことからまず話を聞いてもらいました。

ひと通り状況を聞いていただいたところ、「自分でミックスすればいいんじゃないですか」と、言っていただいたんですね。このヒトコトが、私の背中を力強く後押ししてくれることになり、気持よく舵を切ることが出来ました。

そして機材のこと、マイクのことなど、細かめな話も出来て、後々これがものすごく参考になりました。

その他、雑談っぽくレコーディング中のいろいろな話をし、はっとするような話やへーというような話を聞き、それらも後々要所要所で私の助けとなりました。

制作期間中は迷うことの連続なので、ありがたかったなぁ~。
 

制作期間中は、予期せぬ障壁が、ホント思いがけず飛び出してくるので、泥の中でもがくような思いをすることも何度かありましたが、Manaさんとの会話を思い出し、頑張ってハードルをクリアしてきた場面が何度かありました。
 
 

一般的に、CDブックレットに記す Special Thanks ってちょっと軽めな印象がありますが、実は「ヴィマニカ・ヴィマニカ」のブックレットの Special Thanks は、文字通り「特別に感謝を捧げたい人物」として、彼の名前を挙げたのです。


一時は、周囲から完成を危ぶむ声も出ましたが、なんとか完成しリリース出来、ようやくCDをManaさんに聴いてもらうことが出来まして……。それでハナシは最初に戻りますが、久々にお会いして、食事をしながら完成報告会&アート論議をしてきたというわけです。
時間を忘れて、いろいろな話をして、盛り上がりましたね。

そして本日、Manaさんのオフィシャル・サイト Monologue†Garden で、トライアングル・マーチのこと、紹介してくださっている!!! びっくり!
記事名:art discussion

Manaさんの創る音楽や世界と、全くジャンルが違うので、Monologue†Garden から見に来てくださった方は、面食らってしまうかもしれませんが、それが Manaさんの“器”なんです。
別世界ですが、彼の器の大きさ、懐の広さを楽しんでいってください。
 
 

はっ
乱雑な机の上。今日は、うれしい驚きですね。
リリース後も Special Thanks(特別に感謝!感激!)です。