地獄の音楽その2

昨日の記事に書いた、映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」を観てきました。改めて、ヒエロニムス・ボスの魅力に取り憑かれた自分……を再確認できる映画でしたよ。

 

映画を見てきました

ヒエロニムス・ボスの映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(原題:El Bosco. El jardín de los sueños)」を、観てきました。
どっぷりとボスの絵に触れる90分という感じで、細かい謎解きなどはありませんが、登場する方々のボスへの愛が感じられる内容でした。
人によっては「内容が薄いよ」と感じる構成な気もしますが、私は面白く観ることが出来ました。
資料的に観たくなりそうなので、盤か配信が欲しいですね。
 

音楽に潜む悪魔

さて、昨日の記事で話題にした“音楽に潜む悪魔”の旋律ですが、あっさり映画の中で歌われていました(笑)。
なんのひねりもなく、私の考えすぎでしたか、って感じです。
いや、しかしそれが正しい解読かどうか……。聖書の写本の脇などにも、楽譜らしきものを見かけますが、中世の譜面に対しても、新たに興味がわきました。
 

快楽の園の謎

ヒエロニムス・ボスの「快楽の園」は、本当に面白い絵です。細かく見ていくと、いろいろな発見があります。
ここで、映画に出てこなかったナゾのアイテムを一つ紹介します。

女性の頭のサイコロに注目してください

六面体のサイコロの目は、対面の目を足すと7になるはず。そのため、このような5と2の目が同時に見えることは、通常ありえません。イカサマとか嘘を意味しているのかもしれませんね。
 

ナゾを見つけて、解読を試みるのも楽しいし、解読なんぞ意味なしとして、描かれたものをそのまま楽しむのも面白い。
名画ですな。