キュリオシティ2018

正月明けてから遅くなってしまいましたが……2018年、今年もよろしくお願いします! いろいろ起こりそうな2018年。好奇心と楽観をもって臨みたいですね。

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2018.01.13 by
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正月明けてから遅くなってしまいましたが……
2018年、今年もよろしくお願いします!
 
 

正確を重んじる民族

山手線は一周約1時間。
その運行を映像に撮って重ね合わせると、早い車両と遅い車両の差が分かるはずです。

これを10日間分重ね合わせると、早いものと遅いものの差はどれくらいでしょう?
 
日本人は正確だといわれているから、1分くらいかな?

な、なんと、15秒しか違わないのだそうです。
すごい。この正確性で物事を遂行しようとするのだから、恐ろしいものがあります。
 
 

心配症な民族

これは日本人の脳ミソのつくりが影響しているのだそうです。
つまり、遺伝子レベルで決定されている――セロトニン・トランスポーター遺伝子というものが関係しているとのこと。
セロトニン(serotonin)というのは、脳内神経伝達物質のひとつで、これが十分にあると、安心感を覚え、やる気も出ます。
セロトニントランスポーターというたんぱく質は、神経線維の末端から出たセロトニンを再び細胞内に取り込む役割を担っています。
 
日本人は、このセロトニントランスポーターが少ない人の割合が多いそうです。
要するに心配性な民族ということになります。
心配症の割合は、欧米人は50%程度だそうですが、東アジアだと70%。さらに、その中でも日本は80.2%もの割合で心配性の人がいるということで、こうした背景も手伝って、正確さを重視し失敗を極度に嫌うという国民性を作っているようです。
 
 

息苦しい?

こうした民族性が、山手線の、驚異的な正確さを生み出しているのでしょう。また日本が生み出す製品には、信頼感がありますね(日本のサービスはとても信頼できるので、ときたまそれを裏切る事件があると、ひどくがっかりしてしまいます)。
一方で、失敗を恐れるあまり、挑戦を好まないという気質もあります。また、失敗が嫌いなので、非常に練習熱心ですが、判断や意思決定に時間がかかってしまうという面もありそうです。
自らのマジメさに追い詰められて、息苦しい思いをしている人もよく見かけます。また「息苦しい社会になってきたな」なんて感想も、飲み屋でよく耳にします。
 
 

なんとかなるだろう

物事には良い面と悪い面があります。両サイドとも、いい感じに評価して取り入れていきたいですね。
正確性は作品の完成度を高めるでしょうし、一歩踏み出すチャレンジ精神がないと、そもそも作品が作れません。得られる評価を先回りして考えたりすると、失敗を恐れる心のほうが大きくなってしまいます。バカバカしいかもしれないけれど、踏み出す好奇心が好きですね。
 
そういえば、私の祖父は、よく「なんとかなるだろう」と言っていました。植木等の歌の一節ですね。この精神は、結構好きです。
あと、モンティ・パイソンの映画ライフ・オブ・ブライアンの最後の方のシーン「Always Look on the Bright Side of Life」も大好きです。十字架にかけられた人々が、「人生の明るい面だけ見ていこう!」って合唱するんですから。

 
いろいろなことが起こりそうな情勢でもありますが、今年も好奇心をもって取り組みたいと思います。
 
 

今年は何年なにどし

ところで、今年は戌年なはずですが、なぜか鳥っぽい感じがしてなりません。
ナショナル・ジオグラフィックが、2018年を「鳥の年」宣言していましたし、1998年に発刊された経済誌エコノミストの表紙には、2018年製の世界通貨を首にかけた不死鳥フェニックスの絵が描かれています。通貨革命を予言しているようです。
 

画像は「Collective Evolution」より引用
「(1998年から見て)30年後、アメリカ人・日本人・ヨーロッパ人、そしてその他の豊かな国、貧しい国の人々も、同じ通貨で買い物をするようになるだろう。その通貨は、ドルでも円でもドイツマルクでもなく『フェニックス』と刻印される。企業や消費者は、フェニックス通貨を、その利便性から国家通貨よりも好むようになるであろう」……だそうです。

 
「どうも酉年っぽいんだよなぁ」と、正月から何故か感じています。
そんな不思議な感覚にとらわれておりますが、今年もよろしくお願いいたします。