夏の夜の怪談
Zazaです。 「小学生の夏休み最終日」みたいな気分で、毎日過ごしております。 さて、そんなある日のお話です。 一人黙々と作業をし、深夜、作業が一段落したので、コンビニへ夜食を買いに出かけようと事務所を出ま […]
Zazaです。
「小学生の夏休み最終日」みたいな気分で、毎日過ごしております。
さて、そんなある日のお話です。
一人黙々と作業をし、深夜、作業が一段落したので、コンビニへ夜食を買いに出かけようと事務所を出ました。
事務所を出ると、人気(ひとけ)のない細い一本道があります。
少し先の方にある……距離にして20~30m先にある街灯の下に、人影が見えました。
シルエットからすると女性らしい。しかし、非常に奇妙な歩き方。こちらへ歩いているようです。
すれ違わなくてはいけないのですが、なんとなく嫌な感じがあり、目をそらして進みました。
そろそろすれ違うかな、というあたりで、前方に目線を戻すと、目の前に先の女性が立ちはだかっています。
牛抱せん夏(うしだきせんか:女優、怪談師)さんが演じる幽霊のような、表情。トリハダが立ちました。
「大丈夫ですか?」私は声をかけました。
「……はい、大丈夫です……」と、女は答えました。
脇をすり抜けるようにしてすれ違い、しばらくして振り返ると、女はこちらを向いて立っているではありませんか。
正直怖い。酔っぱらいだと思いたいのですが、最近の幽霊って、結構はっきり写ったりしているじゃないですか、Yutubeとかで見ても。
ちょうど Triangle March のシマネコTシャツを着ていたので、ロゴマーク部分を“護符”みたいなイメージで握りしめながら、コンビニへ到着。
たっぷり時間をかけて夜食を選びました。
さて、おっかなびっくり事務所へ戻ります。
「あの女の人、まだいたらどうしよう」
……という、まーオチのない話ですが、ちょっとこわい体験でした。お盆シーズンですしね。
ちなみに、事務所前には猫がだらしなく寝そべっていました。帰ってきた私に、ビクッて驚いていました。