オーパ! オパビニア
国立科学博物館へ遊びに行った知人に、ぬいぐるみストラップを買ってきてもらいました。 古生物のオパビニアの、です。 オパビニアは、 約5億2500万~5億500万年前に生きていた動物です。体長はおよそ4~7セ […]
国立科学博物館へ遊びに行った知人に、ぬいぐるみストラップを買ってきてもらいました。
古生物のオパビニアの、です。
オパビニアは、 約5億2500万~5億500万年前に生きていた動物です。体長はおよそ4~7センチメートル程度の生き物。
絵で描いてみると、
こんな感じの姿です。
三角に配置された3つの眼と、その後方に1対の大きめで柄のある眼を持ち、頭部の先からはゾウの鼻ような器官が伸びて、その先にはトング状の……多分エサを捕捉する器官(しかも、これは口では無いそうで)。
復元が古生物学会で披露されたとき、会場が笑いの渦になったそうです。
カンブリア紀は、5億4200万~4億8800万年前。
生物の進化が最も激しかったと考えられている時代で、分類学上の動物門のほぼ全てが、この時期に出現しました。現在の動物門の枠組みには収まりきらない動物も出現しており、「カンブリア大爆発」と呼ばれています。
ただし、それ以前に出現した軟体動物よりも、この時期には硬い殻を持つ動物(化石に残りやすい動物)が増えたので、ホントのところは実像より「盛られ」ている可能性はあります。「カンブリア爆竹」程度かもしれません。
結局のところ、化石によって判断するしかないのですから、仕方ありませんね。
あと調べてみると、「眼」を持つ動物が誕生したのも、このカンブリア紀だそうです。それが原因で「カンブリア大爆発」が起こったのかもしれません。
壮大で詭弁的な言い方が許されるのなら、「すべての視覚表現はカンブリア大爆発を経なかったら生まれなかった!」のです。……いやいや、こんなことを言い始めたら、何に対してもそんなことが言えてしまうな。
でも、私の場合は絵を描くことと同じような感覚で音楽を作っているので、この「眼」の発明のハナシは、ちょっと興味があります。
結構マニアックなぬいぐるみを、最近はあちこちで見かけますね(先日ジュンク堂でクマムシのぬいぐるみを見つけ、ちょっとテンションが上ってしまいました)。