ユニコーンの化石

昔お世話になった方にお誘いの声をかけていただいて、第26回東京国際ミネラルフェアに行って来ました。この「ミネラル」というのは「鉱物」のほうの意味で、鉱物や隕石・化石などの国際見本市です。 なかなかすごい賑わい!隕石や化石 […]

 

昔お世話になった方にお誘いの声をかけていただいて、第26回東京国際ミネラルフェアに行って来ました。この「ミネラル」というのは「鉱物」のほうの意味で、鉱物や隕石・化石などの国際見本市です。

なかなかすごい賑わい!隕石や化石や天然石がぎっしり展示されておりまして、鼻血が出そうでした。

 

虎と魚と魚竜と歯のある鳥の化石
会場内は、カメラを出す雰囲気ではないほど賑わっていたので、これらの写真はちょっと出たところに展示してあった大型化石コーナーのものです。
魚の化石
魚の化石
マンモスの歯の化石
マンモスの歯の化石

 

色々な化石ディーラーが一堂に会しているので、各ブースの化石の品質が比較できるのが面白いですね。

私のような素人でも、しばらく見て回っていたら、クリーニング(化石の周りの石や砂をはがして、化石自体を美しく見えるようにする作業のこと)の良し悪しなんかが分かってきて、「あっちのブースのほうが上手かった」などと生意気な気分で見て回りました。

ということで、ユニコーンの化石を一つ、奮発して入手してきました。

三葉虫 モロッコニテス・マラドイデス

といっても、三葉虫のユニコーンですね。一角獣ならぬ一角虫。
ファコプス目アカストイド科モロッコニテス・マラドイデスという、一本角が特徴的な三葉虫です。

三葉虫 モロッコニテス・マラドイデス

ン万円もするのは、欲しくても全く手が出ませんが、今回手に入れた化石は、陳列棚の中では最も安い価格帯。でも私にとっては背筋に冷や汗ふた筋ぶん……みたいな。「こういうのも出会いだから……」などと自分に言い訳しつつ。
ですが、低価格帯の割には非常にクウォリティーの高いイイカンジの化石です。

マクロ撮影が出来ないのでちゃんとお見せできず残念ですが、複眼なんかもよく出ています。お店の人の話だと、この複眼などがもっとしっかり出ていたら、数万円の価格になったそうです。
サイズも測ってみると77mmと大きめ。

三葉虫 モロッコニテス・マラドイデス

三葉虫 モロッコニテス
あとで別の方から聞くところによると、このブースの化石のクリーニング担当の方というのは、なんでも世界で三本の指に入るほどの腕前の方らしい。イイ化石が多いわけだ。
また、持って帰る際に割れないように、その「世界の手」自らが梱包してくださったんですが、まるで発掘現場気分そのままなタッパーにがっちりビス止め固定してくださって、なんか興奮してしまいました。ダンボール+緩衝材でも良いのでしょうが、手をかけて梱包してくださって感謝です。

なんかね~、このタッパーも含めて気に入ってしまって、このまま保存だな。

昔はこんな動物がいたんだなー、と眺めているだけで、あれこれアイディアが浮かんできますね。

あと、ちょっと面白いものもありました。
折り紙です。
作品展示と折り方の解説も販売されていて、「トゥリモンストゥルム・グレガリウム」の折り方のモノがあって、これはすぐ入手しました。

展示されていた作品も素晴らしく、撮影させてもらったのですが、ブログに載せます的な了承を得るの、すっかり忘れてしまいました。作者の臼田さんのWebサイト、見てください。
Webサイトの方にはまだ載っていないようですが、ラプトル系の恐竜の折り紙が展示されていて、特に素晴らしかったんですよ。


この第26回東京国際ミネラルフェアは、2013年6月11日(火)までやっているそうです。興味があったり、場所的に行けそうな方は、ぜひ。楽しめると思います。
場所がちょっと分かりにくいかもしれません。道を尋ねながら向かってみてください。

第26回東京国際ミネラルフェア http://www.tima.co.jp/
臼田隆行さんのWebサイト http://members.jcom.home.ne.jp/t-usuda2/

モロッコニテス・マラドイデス
タッパーの中で佇むモロッコニテス・マラドイデス

P.S.
CDはジャケット(ブックレット)制作真っ最中!
なんかページ数も多めです。20ページくらいになりそう。
ガンバリマス!