モーグ!
さすが師走。なーかなか、忙しいカンジです。 流星群も見ることなく、ひたすら目の前のやるべきことをやり、ときに曜日を間違えながら過ごしてしまいました。 元来夢をたくさん見るほうですが、水木しげる先生からお預かりしたモノを必 […]
さすが師走。なーかなか、忙しいカンジです。
流星群も見ることなく、ひたすら目の前のやるべきことをやり、ときに曜日を間違えながら過ごしてしまいました。
元来夢をたくさん見るほうですが、水木しげる先生からお預かりしたモノを必死に整理したり、あちこちの知らない街を彷徨ったり、イロイロ作ったり描いたり、夢もの中もハードワークになっています。
そういえば、だいぶ前のテレビ放送になりますが(9月頃?)「タモリ倶楽部」に冨田勲さんが出演したときの録画を、遅ればせながら、知人宅で見せてもらいました。
MOOG Ⅲ-Cという(昔の)シンセサイザーで、冨田勲氏と松武秀樹氏が音を作る、という内容。
トミタサウンドとしては有名な「口笛」の音を作るというシーンがありましたが、スゴイですなー。考え方が。
最初に、口笛を吹けない人が出すような「ふーふー」という空振りの音を共振させて、口笛サウンドにしておられました。理屈ですねー。
私が高校生くらいのころにトミタサウンドをマネした時は、正弦波のキレイな音に、ブレス感を出すためのノイズを混ぜたりしましたが、根本的にダメな考え方ですね。
表層を見ているだけじゃ、対象を表現できないってカンジでしょうか。
あと、口笛サウンドで演奏するときに、ポルタメント(音階を滑らかに繋げる方法)をかけていましたが、上るときは強め、下がるときには切って演奏という部分も、観察力がもたらすもの。細かい気遣いのようにも感じますが、決して小さいことではなく、そのサウンドを口笛サウンドたらしめる、結構重要なポイントな気がします。この手のポイントって、ディテールにこだわっているというのではなく、そうなるのが普通っていう、その人が持つリアリティのあり方なんでしょうね。
他にも、いろいろ見所がありました。
「タモリ倶楽部」の録画を見ている間中、反省したり感心したり。
Oh!ミスターシンセサイザー!目が覚めるような思いです。