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2012年6月27日。練習&レコーディングを終えた私たちは、夕食兼ミーティングのため、近くのレストランへ立ち寄った。 先ほどまで、集中して音楽制作に取り組んでいたため、心地よい疲労感に包まれながら、二人とも無言でメニュー […]
2012年6月27日。練習&レコーディングを終えた私たちは、夕食兼ミーティングのため、近くのレストランへ立ち寄った。
先ほどまで、集中して音楽制作に取り組んでいたため、心地よい疲労感に包まれながら、二人とも無言でメニューを眺めていた。
ふとYukkyを見ると、まるで哲学書でも読んでいるかのような顔をして、メニューを開いていた。
またしばらくしてYukkyを見ると、今度はモジリアニの絵のような姿で、メニューを見ていた。
今制作しているアルバムは、音楽面はもちろんだが、歌詞の物語を通じて語る Triangle March としての哲学みたいなモノも、とても重要視している。
私たちは、さっきまで浸っていた世界の残り香を漂わせつつ、メニューの向こうに、自分たちがこれから描いてゆく世界を見ていたのだった。