天地、明察なり!

3/11、Yuleeの誕生日。3/13、Yukkyの誕生日。3/25、Zazaの誕生日。 3月は私たちの誕生日ラッシュです。つーか、Triangle Marchは全員3月生まれ。 星座は違うんですが、偶然3月生まれが集ま […]

 

3/11、Yuleeの誕生日。3/13、Yukkyの誕生日。3/25、Zazaの誕生日。
3月は私たちの誕生日ラッシュです。つーか、Triangle Marchは全員3月生まれ。
星座は違うんですが、偶然3月生まれが集まりました。運命なんでしょうかね?

星といえばその連想で話はトびますが……そういえば、冲方丁さん原作の『天地明察』(てんちめいさつ)が、今度映画化されるようで(9/15公開)、とても楽しみにしています。
原作は、最近読んだ本の中ではとても面白い作品の一つでしたし、滝田洋二郎さん監督ということで制作チームも充実した方々でしょうから、かなり期待しています。

昔の日本の天球儀
昔の日本の天球儀

「天地明察」の物語を、超簡単に紹介しておきます。
江戸時代、中国から伝わった古い暦が使われ続け、日食や月食、冬至などと暦上の季節がズレ始めていた時代。碁打ちの安井算哲(後に改名して渋川春海)が、正しい暦を求めて、日本独自の暦を作るという前代未聞の大事業に取り組む。……という実にシブイ内容。
ですが、原作はそんなシブイハナシを、ものすごくエキサイティングに表現していて、一気に読んでしまいました。関孝和と和算のハナシも織り交ぜられて、実に豊かな人物物語です。

たまに地方などの神社を散策すると、算額という、数学の問題が書いてある額を見かけます(算額鑑賞を趣味にしていた時期があったのです。図が面白かったりするので)。
実は日本の数学「和算」って、ものすごく進んでいたらしいのです。
数年前から和算関係の書籍がたくさん書店に並ぶようになったので、立ち読みしましたが、身近な数学的問題をひらめきで解くような、生活と等身大の問題が多くて面白いと思いました。生活と密着している、といいますか……。こんな問題を子どもの頃にたくさん解いていたら、数学得意人間になっていたかも、と思わせる感じ。
残念ながら、2桁の足し算すら計算機を使ってしまう、数学ヘタレな私。数学の能力が高ければ、もう少し楽に暮らせたかも知れないなー。残念なり。

「ご明察!」という感覚も、もっとたくさん味わいたい今日この頃です。