イントナルモーリ~雑音調整機~

雑音とされている音、昔から好きでした。 結構、音源も集めたりしました。今も好きです。 咳で作った曲や、教会の扉のきしみで作った曲、といった1900年代前半のアバンギャルド芸術運動の音楽からはじまって、80年代のノイズ音楽 […]

 

雑音とされている音、昔から好きでした。
結構、音源も集めたりしました。今も好きです。

咳で作った曲や、教会の扉のきしみで作った曲、といった1900年代前半のアバンギャルド芸術運動の音楽からはじまって、80年代のノイズ音楽。そして2000年代のSUNN O)))のような超怒濤のものまで、興味の赴くまま聴いてきました。

1900年初頭の芸術運動「イタリア未来派」では、面白い楽器が登場しています。

イントナルモーリ
Thames and Hudson社刊/Futurism 112ページ

イントナルモーリ(雑音調整機)という楽器なのですが、箱+ラッパ状拡声器というフォルムに、心わしづかみです。
「都市の目覚め」という、イントナルモーリだけで演奏された曲や、「夜想曲」というオーケストラとの協奏曲が、音として残されています。
ゴー、とか、うぃんうぃんうぃん、とかゴロゴロゴロ、とかいう感じの音がします。
レトロなアバンギャルドのイイ感じ。


(追記:5-Feb-2012)イントナルモーリの音が入っているCDはいくつかあります。例えば「Futurism & Dada Reviewed」「Musica Futurista」などで聴くことができます。


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