能楽堂でイモリを聴く

新宿大ガード下で行っている展示会も無事スタートし、一段落。 ブックレットで使用した絵柄も多いので、楽ちんだろうと思われそうなところですが、実はすべての絵に手を加えたため、意外や意外、実は展覧会の準備は、結構大変だったので […]

 

新宿大ガード下で行っている展示会も無事スタートし、一段落。
ブックレットで使用した絵柄も多いので、楽ちんだろうと思われそうなところですが、実はすべての絵に手を加えたため、意外や意外、実は展覧会の準備は、結構大変だったのです。
 

新しく描いた「モーゼ!」の絵は、実は空(そら)の部分が渋谷の人波になっております。渋谷に撮影に出かけ数百枚の写真を撮り、セレクト。そして「ドロステ効果」という、エッシャーの「回廊」のようなグニャリとした座標で歪ませ、空の部分に合成したりしています。気付きにくいと思うので、お立ち寄りの際は、そのへんも見てみてください。歌詞で歌っている世界を描いていますので。
 


 

さて、ようやく一息つけた! ということで、エネルギー補給として、先日4.28にライブに行ってまいりました。国立能楽堂に!
最近ハマっている一噌幸弘さんのコンサートです。
 

国立能楽堂の舞台。個人的には、国立能楽堂よりは、矢来能楽堂の響きのほうが好きかもしれません。
国立能楽堂の舞台。個人的には、国立能楽堂よりは、矢来能楽堂の響きのほうが好きかもしれません。
でも、能楽堂の響きは独特なので、未体験の人は是非体験してみて欲しいところ

一噌さんは、以前ご紹介しましたが、やられている内容は、もう完全プログレなんです。
今回は、新曲(?)「大金持ちのアカハライモリ(仮)」という曲に、すっかりヤられてしまいました。絶妙な変拍子。
あと、私は有尾目の両生類が好きなので、タイトルにもヤられていますね。
 

席がなかなかいい席でしたので、いろいろな発見も。一噌さんは、立って笛を吹く時、つま先立ちなんだ、とか。
また、3つの笛を一度に咥える奏法も披露なさいますが、その時は、1本の笛はドローンのようにして、まるでハーディー・ガーディー(手風琴)のよう。イイ!
 

展示会準備でふやけきった脳味噌をリフレッシュさせてきました。
 

国立能楽堂の門の前から。ピンボケ。
国立能楽堂の門の前から。ピンボケ。

「先日はATR、今回は能楽堂。振り幅すごいね~」と知人は言いましたが、多分私は音楽が好きで、そしていろいろな音に惹かれるのです。それはもうシカタガナイ。