古代核戦争の跡

前回書きましたように、インドの古い経典にはヴィマーナという神様の乗り物が登場します。 そのヴィマーナが登場する叙事詩『ラーマヤナ』『マハーバーラタ』は、神々の一大冒険物語風な内容で、スターウォーズと指輪物語を足して2で割 […]

 

前回書きましたように、インドの古い経典にはヴィマーナという神様の乗り物が登場します。
そのヴィマーナが登場する叙事詩『ラーマヤナ』『マハーバーラタ』は、神々の一大冒険物語風な内容で、スターウォーズと指輪物語を足して2で割ったようなお話だそうです(学研:南山宏「古代核戦争の謎」P18)。

記述を見る限り、ヴィマーナは、すごいスピードと飛行能力を持っていたようです。また、「アグネア」などといった核兵器を思わせる大量破壊兵器も搭載していたようです。

ナスィーヤン・ジャイナ教寺院にある「16の象徴」。左下にヴィマーナが!
ナスィーヤン・ジャイナ教寺院にある「16の象徴」。左下にヴィマーナが!

古代に核戦争があったんじゃないか、という説があります。もちろん一般的にはオカルト説・トンデモ説です。
とはいうものの、モヘンジョ・ダロ遺跡の末期層からは不自然に折り重なって死んだ、およそ50体人骨が発見されており、一部には高温加熱の焦げ跡が。また1000度以上の高熱で溶けた土器・レンガ、ガラス化した石なども発見されているそうです。他にもインドの遺跡では、巨石同士が溶解してつながったものがあったり、石壁の表面が超高熱で溶けたようになった建物、ガラス化または溶けて再結晶した石造調度品なども見つかっているらしいのです。
不思議。叙事詩に書かれていたことが、かつてホントに起こったような、そんな遺跡が発見されているということです。

 

また、『ヴィマニカ・シャストラ』という経典がありまして、これがまた不思議な経典です。
先の叙事詩とは異なり、ヴィマーナの技術解説書といった趣なのです。
飛行装置の解説から、燃料、兵器、御者(パイロット)に関することまで、まるでアニメの設定資料集のような感じで、記されています。冒険や物語は一切なし、です。

 

『ヴィマニカ・シャストラ』の英語訳がネットに公開されていますが、なんか読みすすめるのが困難な文章です。ヒンズー語の発音をそのまま英語にしてあったり、辞書にない言葉がたくさん出てきて、タイヘンです。
でも、この『ヴィマニカ・シャストラ』の記述をもとに描かれたヴィマーナの絵があり、その絵を見るだけでも楽しいですね。

『ヴィマニカ・シャストラ』の記述を元に描かれたというルクマ・ヴィマーナの絵
『ヴィマニカ・シャストラ』の記述を元に描かれたというルクマ・ヴィマーナの絵

 

ほんの2週間ばかり前に発見したのですが、なんとこの『ヴィマニカ・シャストラ』を、日本語に訳された方がいらして、Kindleに電子書籍として公開なさっていました。

見つけた時に「うわー」と一声上げて、すぐに購入して読みました。この翻訳した方、ウザワ・Kさん、偉い方だ!!! 尊敬します。
かなり分かりやすく註が入っており、面白い電子書籍でした(この文章末尾に広告リンク載せておきます)。
もうね、「以上が、シャクナ飛行機(※この本ではヴィマーナのことを、飛行機と訳してある)の28部品である」とか書いておきながら、そのリストの数が19個しかない!みたいなツッコミを、絶妙に注釈として記してあって、ウケます。

 


 

さて、Triangle March の 1st Album は、このヴィマーナが現代に蘇り、その免許取得を目指す女の子を主人公にした物語として構成しました。
その主人公の身の周りで、不思議な出来事が起こりますが、それらも旧約聖書やら古代神話などに絡めたエピソードにしました。

かなり、ひっちゃかめっちゃかストーリーです。
純粋に、そのお茶目世界を、サウンドとYukkyの歌で楽しんでいただければ嬉しいな、と思っております。
またブックレットなどをヒントに、バックボーンとなっている、神話や本、科学や思想を見つけ出すというような、一種の謎解きとしてもお楽しみいただけるかな、と思っております。

明後日、2013年8月21日(水)発売(予約中)です。
聴いていただけることを、楽しみにしています!