地球の鳴き声

Zaza記す: 昔、冨田勲さんの「DAWN CHORUS (ドーン・コーラス)」というアルバムをよく聞いていた。詳しい理屈はよく分からないが、ドーンコーラスの波形をデジタルシンセサイザーに取り込んで、音源としていた。他に […]

 

Zaza記す:
昔、冨田勲さんの「DAWN CHORUS (ドーン・コーラス)」というアルバムをよく聞いていた。詳しい理屈はよく分からないが、ドーンコーラスの波形をデジタルシンセサイザーに取り込んで、音源としていた。他にも、ナントカ星の光度曲線をストリングスの音色にしたりしていた曲もあったような気がする。

ドーン・コーラスとは、第一次世界大戦中に通信兵が体験した不思議な現象で、夜明けとその後しばらくの間、鳥のさえずりの様な、あるいは口笛のような、奇妙な音が、無線機から聞こえてくるというものだった。

NASAは今年8月30日、放射線帯嵐探査機2機を搭載したロケット「アトラス5」を打ち上げた。地球周辺の宇宙空間に存在する放射線帯「ヴァン・アレン帯(Van Allen Belts)」を観測するためだ。
そして9月5日、地球の磁気圏から放出された電波の音を捉えることに成功した。

その音は、Earth’s song: Nasa picks up gleeful chirrups sent out from planet which can be heard by the human earから聴くことが出来る。

鳥のような、口笛のような、地球の鳴き声。冨田さんの「DAWN CHORUS」を思い出した。

宇宙には空気がないし、私たちは宇宙服なしには宇宙空間へ(生きて)飛び出せないので、宇宙の音は聴くことが出来ないのだけれど、案外ケプラーが夢想したように、宇宙は音楽で満ちているのかもね。

久々に、冨田勲さんのCD、引っ張り出して聴こうかな。

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